骨は7年で生まれ変わると知っていましたか？
このページではあなた支える『骨』と『関節』についてご紹介します！

全身を支える骨格

骨は全身の筋肉や関節と協力して、それぞれの部位の自由な動きを支えています。

骨って、何？

骨は主に、強度を保つためのカルシウム、しなやかさを加えるためのコラーゲン、そして、弱くなった部分を新しく作り変えてくれる骨細胞、これら3つの成分からなる、生きて成長する組織です。
骨は、姿勢を支えたり、運動時や外から衝撃を受けたとき体を守ってくれることはもちろん、ほかにも血液細胞の産生、ミネラルの貯蔵、内分泌の調節など、実はさまざまな役割を担っているのです。

数字で見る骨（それぞれ何本？）

頭

胴

腕

脚

全身

骨に必要な栄養素

カルシウム: 乳製品、緑黄色野菜、豆類、アーモンドなどに豊富に含まれます
ビタミンD：魚類によく含まれますが、日光を浴びることで体内で合成可能です。
マグネシウム：雑穀、玄米、ナッツ類、海藻類に豊富に含まれます。

骨は体の免疫まで、しっかり支えています。

実は全身の免疫細胞は、主に骨髄で作られています！

5種類の免疫細胞：好塩基球、好酸球、リンパ球、単球、好中球などが主な免疫細胞です。
3つの方法で健康をサポート：免疫細胞は主に、体内の異物を吸収し、感染因子の破壊、さらには抗体を産生して体を守ってくれています。

大切な骨を守るために

長い生涯にわたって骨の健康を保つためには、丈夫な骨を守る毎日の習慣が大切です。

若いうちから丈夫な骨を作り、骨の健康を維持することは、年をとってからの骨量の減少を防ぐことにつながります。

• 毎日十分なカルシウムとビタミンDを摂取しましょう。
• 健康的な体重を維持しましょう。
• レジスタンストレーニングや筋力トレーニングを定期的に行いましょう。
• スポーツをするときは、ヘルメットやパッドなどの防具を着用しましょう。
• 喫煙、過度の飲酒を避けましょう。

Immune System

関節の構造

関節は、靭帯と呼ばれる強靭な結合組織の帯によってつなぎ止められ、支えられています。主にコラーゲンからできた滑らかな軟骨は、骨が互いに動く際の摩擦を防ぎます。肩や股関節など多方向に動かせる関節では、関節全体が滑液で満たされた膜に包まれており、衝撃に対してクッションの役割を果たしています。

6種類の関節

球関節： この関節では、一方の骨の丸みを帯びた先端が、もう一方の骨のカップの中に収まっています。あらゆる方向への動きが可能です。股関節や肩関節が良い例です。
鞍上（くらじょう）関節： 前後左右の動きは可能ですが、回転はできません。両手の親指の付け根にある関節が鞍上（くらじょう）関節です。
蝶番（ちょうつがい）関節：ドアの蝶番のように一方向にのみ開閉する関節です。膝関節や肘関節がこうした関節です。
顆状（かじょう）関節：回転せずに動く関節です。顎や指の関節が顆状関節です。
車軸関節：この関節では、1つの骨が別の骨によって形成されたリングの周りを旋回します。首の第1椎体と第2椎体の間にあります。
平面関節： この関節は、滑らかな面が互いの上を滑り、制限された動きを可能にします。手首の関節が良い例です。